お薬高血圧といえば塩分の摂り過ぎや生活習慣病などが原因で多く見られる病気です。

しかし、塩分も摂り過ぎていないし、太りすぎでもないのに、最近血圧が高くなった・・・。

と感じている方はひょっとしてストレスによる高血圧かもしれません。

そこで、ストレス性の高血圧になる原因や高血圧を下げる方法、ストレス性の高血圧で併発しやすい頭痛や動機などの症状に関しても調べてみました。

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ストレスで高血圧になる原因とは?

ストレスは人間が日常生活を送る上でマイナスな要因です。その証拠に失業すると人間は高血圧になりやすくなると言われています。

その理由に、ある求職者を支援する団体が、集団面接会などに集まった求職者の血圧を計測したところ、血圧の平均値よりかなり高めの数値が見られたということです。

「仕事がない」といったストレスが、血圧を上昇させていると考えられるのではないでしょうか?

ストレスと血圧に関して、もう少し詳しく知りたい方は下記を参照してください。

本態性高血圧の原因としては、遺伝的体質的素因に加え、食塩摂取量、肥満、寒冷、ストレスなどの環境因子が加わり発症するという多因子説が考えられています。

ストレスにより血圧が上昇することはよく知られていますが、歴史的には 生理学者キャノンによるストレス緊急反応が有名です。

すなわち、猫に獰猛な犬を吠えつかせた時には、かならず猫の血圧は上昇し、心拍数は増加します。

このような反応は、動物が外敵に遭遇したときに、みずからの生命を守るために闘うか逃げるか(fight and flight)という緊急体制をとるためのきわめて合目的的な生理反応です。

このような緊急事態で生じる情動は、怒り、恐怖であり、アドレナリン、ノルアドレナリンなどの伝達物質を介して交感神経系の活性化がおこるので、キャノンの説は情動ー交感神経系学説とも呼ばれています。

また、  精神医学者のアレキザンダーは、「表出されない敵対的感情は血管系の持続的な刺激の源となり、それはあたかも抑制された生体が、決して起こることのない戦いのための準備状態にあるかのようである」と述べています。 

このように、本来生体に備わった外敵に対する防衛反応ですが、怒りや恐怖や不安という情動が適切に処理されないで慢性的なストレス状態に陥った時に、高血圧という二次的な弊害をもたらすということです。

参考文献:主な病気の解説 ストレス講座 ~その19~
http://www.fuanclinic.com/byouki/vol_40c.htm

ストレスによる高血圧を下げる方法

ストレスによる高血圧の場合には、一般的に処方される降圧剤ではなく、抗不安剤などのお薬の方が血圧を下げる効果が高い場合も多く見られます。

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理由は、一般的な本態性高血圧の原因が塩分の摂り過ぎや太り過ぎなどが原因に対して、ストレスによる高血圧の原因はストレスですから、精神面を楽にしてあげることで血圧が下がるからです。

ですから、医師に診察して貰う場合には、単に血圧が高いと訴えるよりも、ストレスが溜まっている事を理解して貰い、それに合ったお薬を処方して貰うようにしましょう。

また、ストレスを溜めないようにすることも大切です、などといろいろな人が言っていますけれども、そんな事は誰でも分かりますよね?

ストレスとは切っても切れない現代社会の生活があるから悩んでいるわけです。

だからこそ、ストレスと上手に共存することが大切になります。

ストレス発生⇒解消する⇒ストレス発生⇒解消する。というようにストレスは発生するものですから、積極的に解消しようとする努力が大切なのです。

基本的には十分な睡眠と適度なアルコール摂取がストレスの解消に良いとされます。

ストレスでよく眠れない場合には、睡眠導入剤を服用することにより熟睡できますので、是非お薦めしたいと思います。

今でも誤解があるようですが、睡眠導入剤や抗不安剤は一般の解熱剤などよりも副作用が少ないとされているものが多いのです。

ストレスによる高血圧には頭痛や動悸も併発する?

ストレス性の高血圧の場合に、高血圧以外にみられる具体的な症状とはどういったものでしょうか?多く見られるのは「頭痛」と「動悸」です。

なぜ、ストレス性の高血圧にはそのような症状が多く見られるのでしょうか?

頭痛の場合、大きく分けると片頭痛と緊張型頭痛の二種類に分類されますが、ストレス性による頭痛の場合には緊張型頭痛に属します。

偏頭痛と異なり緊張型頭痛の原因はストレスにより、首や頭を取り囲む筋肉が異常に緊張して起こる場合が多いと言われています。

痛みも頭部が締め付けられているような状態が続きます。
 そのような理由から、緊張型頭痛ならないためには、ストレスを発生させないのは勿論ですが、首や頭周りの筋肉をマッサージすることでも改善する場合が多いのです。 

また、精神的ストレスにより血圧が上昇した上に、一日中動悸が止まらず食欲もなくなったという人も多く見られます。

ストレスなどにより心臓のβ受容体に刺激を受けることにより、脈拍の増加、動悸が激しくなるのと同時に血圧も上昇するのです。

こういった理由により、ストレスが原因の高血圧には頭痛と動悸といった症状が多く見られるのです。

まとめ

本態性高血圧でもストレスが原因の高血圧であっても、血管に負担がかかるのは同様です。

それが長く続くと、血管壁が硬くなりもろくなってしまいます。

高血圧は別名、サイレントキラーと呼ばれており、自覚症状無く病状が進行します。

血圧が高めだなと思ったら、内科、循環器科に一日も早く受診されることをお薦めします。

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