手の平のイラスト手に水疱が多く出て困った経験をお持ちの方は少なくないはずです。水疱と言っても、膿が見られる場合やそうでない場合。かゆい場合とかゆくない場合もあります。水疱が見られる代表的な病気と治す方法等を調べてみました。

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手に水泡が出来て膿がある場合の病名と治療法は?

掌蹠膿疱症【掌蹠膿疱症の写真】

水疱の中に黄色みを帯びた膿がある場合に疑われる病名に「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」というものがあります。

原因は様々な要因が考えられます。例えば、口腔内や鼻などに慢性的な炎症が起こっている場合を病巣感染と言いますが、この病巣感染が原因の場合や歯科金属などの金属アレルギーにより発症したケースも報告されています。

この様に、原因が判明している場合は原因を解消すれば治療できますが、原因不明の場合が多いのも事実です。事実、患者の70~80%は原因不明といわれています。

このような場合はどのような治療法を行えばいいのでしょうか?原因が不明の場合には、ステロイド外用剤を使用する対処療法を行います。

かゆみが強い場合や、水疱の数が多い場合には強めのステロイド外用剤を用いて治療します。

そして、症状が改善してくれば弱いステロイド剤に変更します。なお、頑固な症状の場合にはビタミンA剤の内服や紫外線療法なども行う場合があります。

ちなみに掌蹠膿疱症に見られる膿の中には細菌などは存在しませんので、潰してしまって膿が出た場合でも他の部位に感染したりしませんし、他の人にうつったりもしません。

また、この病気は治療しなくとも自然と治ることが報告されている病気です。発症してから3年から7年ほどで、ほとんどの人が自然治癒してしまうということです。

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手の指の間に水疱が多く見られる場合は何の病気?

異汗性湿疹【異汗性湿疹の写真】

手に水疱が出来るのは掌蹠膿疱症と同様ですが、水疱部分に膿は見られず、かつ、水疱の発症するのは手の平の部分ではなく、指と指の間(指の側面)に多く発症が見られる病気です。

これは「異汗性湿疹(いかんせいしっしん)」または「汗疱(かんぽう)」と呼ばれる病気です。

写真では手の平に症状が見られますが、殆どの場合1~2ミリほどの水疱が手の指の側面に多く出来ます。

多汗症に人に多く見られ、自分の汗に皮膚がアレルギー反応を起こし発症している場合や掌蹠膿疱症と同様に金属アレルギーが原因で発症する場合もあります。

金属アレルギーが原因の場合には、原因を解消すれば治りますが、原因不明の場合には対処療法により治療します。

かゆみが無い場合でしたら、尿素配合の軟膏などを使用することによりほとんどの症状は改善します。

かゆみが強い場合や炎症が出ていて患部が赤くなっているような状態ならステロイド軟膏など抗炎症作用が強いお薬で様子を見ます。そして、症状が改善してくれば弱めのステロイド剤や尿素配合の軟膏に変えます。

手に水疱が見られる他の病気って何があるの?

手に水疱が見られる場合に疑われる病気を紹介してきましたが、他に似たような病気はないでしょうか?

ひとつは白癬菌が原因の「手白癬(てはくせん)」いわゆる水虫です。しかし、水虫は足にできる人が殆どで、手に発症する人はまれです。

また、「類天疱瘡(るいてんほうそう)」といった病気も水疱が出来ますが、年齢的には60歳以上に多く見られ、特に70~90歳の高齢者に多く見られる病気です。

まとめ

手に水疱が見られる病気と言っても、実に様々な病気があることがお分かり頂けましたでしょうか?

また、自己診断で治療するのは危険です。例えば、白癬菌が原因の場合にステロイド剤を使用することにより症状を悪化させてしまう場合があります。

いずれにしても手に水疱が発症した場合において、症状がひどい場合には一度医療機関に受診して正しい治療法を受けることが大切です。

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