お腹に両手を置く妊婦さんりんご病に妊婦が感染した時の症状や、妊婦が抗体(免疫)を持っている場合は安心できるのか?また、妊婦がりんご病に感染した場合の胎児への影響について調べてみました。

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りんご病に妊婦が感染した時の症状とは?

りんご病は子供が感染した場合と、大人が感染した場合とでは症状が違ってきます。

大人(妊婦)がりんご病に感染した場合の約半数は不顕性感染(ふけんせいかんせん)と言われ、実際にりんご病に感染していてもりんご病の症状が発症しないケースが多いのです。

また、発症する場合には、「発熱」、「咳」、「喉の痛み」などの風邪のような症状や、「吐き気」、「下痢」、「腹痛」や「関節痛」、「倦怠感、」「筋肉痛」などといった症状が見られます。

そのため、ただの風邪やリウマチなどと診断されることも少なくありません。

子供が感染した場合に多く見られる、顔面の蝶形紅斑は大人の場合にはそれほど多く見られません。

また、大人の場合には腕や太ももにきれいなレース状の赤い湿疹が見られる場合も多く見られます。また、発疹が強いかゆみを伴う場合もあります。

りんご病の潜伏期間や発症期間はどれくらい?

りんご病はパルボウィルスB19感染によって起こる伝染性紅斑で、潜伏期間は7日~14日ほどです。

そして感染してから14日~16日後に、上記で紹介したりんご病の症状が発症し、発症期間は3日~10日ほど続きます。

なお、潜伏期間を過ぎて発症している時期になると、パルボウィルスB19の感染性は無いとされていますので、他人にうつる期間は感染してから16日頃までということになります。

りんご病に妊婦が免疫があれば大丈夫って本当?

それでは少し抗体(免疫)について説明しましょう。

りんご病(パルボウィルスB19)に感染すると感染後10日頃から、IgM抗体というものが検出され、それから2~7日遅れてIgG抗体というものが検出されます。

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IgM抗体は感染後2~4ヶ月間検出が可能で、その後消失しますが、IgGは長期間に渡り陽性が持続します。

つまり、検査の結果、IgM抗体が陽性だったり、以前陰性であったIgG抗体の陽性が確認された場合には、最近の感染と診断できます。

なお、妊婦さんがもともとりんご病の抗体(免疫)を持っている割合は3割~5割弱といわれています。

抗体検査をしてIgG抗体が陽性であれば、妊娠中にりんご病に感染する可能性はありません。

(ただし、りんご病に感染してから検査する場合には、感染後2ヶ月以内に検査しないとIgM抗体が消失してしまうので、最近抗体が出来たのか、以前からあるのかといった明確な判断が出来なくなります。)

りんご病へ妊婦が感染した時の胎児への影響は?

それでは、妊婦がりんご病に感染した場合の胎児への影響はどうなのでしょうか?

妊婦がりんご病(パルボウィルスB19)に感染すると、その2~3割程度が胎盤経由で胎児に感染すると言われています。

パルボウィルスB19に胎児が感染した場合に心配されるのは「胎児水腫」と「胎児死亡」です。奇形を生じる可能性は殆どありません。

抗体検査をした結果、最近の感染と判断できた場合には、超音波検査などで胎児の異常や胎児水腫を発症しないかなど注意深く検査する必要があります。

妊婦が感染してから胎児水腫の発症までの期間は大体6週間で、殆どの場合10週以内であることから、最低10週までは週に2度の超音波検査を行うことが望ましいとされます。

なお、胎児水腫が発見される期間は妊娠17~28週の間が最も多いのです。

なお、胎児水腫が発症した場合でも、その3割~半数は8週間以内に自然治癒します。

まとめ

りんご病はインフルエンザのようなワクチンがないので、予防接種により免疫をつけることは出来ません。

りんご病は接触感染と飛沫感染によって感染するので、マスクや手洗いなどの感染予防の他、感染の可能性がある幼児や小学生に接触しないように心がける必要があります。

また、自分の子供がりんご病に感染している場合には、胎児への影響も考慮し、ご主人に協力してもらうようにしましょう。

なお、感染した場合でも、適切に対処すれば怖い病気ではありませんので、早めに医師に相談するなどして対処するようにしましょう。

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