どの御家庭にも1台は洗濯機があると思います。
しかし、洗濯機の内部にある洗濯槽を定期的に掃除している人ってどれ位いるんでしょうか?
掃除しないでおくと、洗濯槽の裏側に黒かびが増殖して、洗濯物に付着することで干した時にかび臭くなったりする場合もあるようです。
そこで、今回は長年掃除をせず放ったらかしておいた洗濯槽をキレイにする方法をご紹介しようと思います。是非参考にして下さい。
洗濯機の掃除は塩素系じゃなく酸素系漂白剤を使いましょう
多くの皆さんが勘違いしていることがあります。黒カビというと、塩素系漂白剤が効果があると思っていらっしゃる方が多くいるのではないでしょうか?
確かに風呂場やシンクのカビ取りには塩素系漂白剤が使用されています。
しかし、実際にドラッグストアから塩素系の洗濯槽クリーナーを購入して使ってみても、洗濯槽の汚れがキレイに落ちたと実感される人は意外と少なく、カビ臭さが残ってしまう場合が多いのです。
それは、洗濯槽に付着しているのはカビだけではなく、洗剤や柔軟剤の残りカスなどもカビと交じり合って、汚れが落ちにくい状態になっているからなのです。
そのうえ、洗濯機を購入してから長年経過しているのにもかかわらず、一度も掃除をした事が無いとなれば尚更です。
ガンコな洗濯槽の汚れには「40~50℃程度のお湯」と「酸素系漂白剤」の組み合わせがベストなのです。
この双方を組み合わせることで、洗濯機にへばりついたヘドロのような汚れをしっかりと落としてくれます。
それでは、縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機に分けて、掃除方法をご紹介します。
洗濯機を掃除は縦型ならこんな方法がお薦めです
縦型洗濯機の掃除方法
①なにも入っていない洗濯機に40℃~50℃位のお湯を高水位まで入れます。
※この場合、洗濯機の使用説明書で耐熱温度を確認しておいて下さい。
②酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を500g洗濯機に投入して、4~5分洗濯機を「洗う」モードで動かします。
この際、泡が多く出てきたらこぼれないように水位を下げます。
その後4時間ほど放置します。
③水面に浮いている汚れをごみ取りネットや小さめの容器ですくい取っておきます。
そうすることによって、後のすすぎが楽になります
洗濯機の「標準コース」で洗濯→すすぎ→脱水で1セット。
汚れがひどい場合には、水を新しく入れ替えて、更に2~3セット繰り返します。
これで、頑固な汚れのほとんどは落ちると思います。
洗濯機の掃除はドラム式ならこのような方法がお薦めです
ドラム式洗濯機の掃除方法
ドラム式洗濯機の中には運転中扉を開けられないものがあります。(主に外国性)
そのようなタイプのドラム式洗濯機は、今回ご紹介する掃除方法は出来ません。①なにも入っていない洗濯機に40℃~50℃位のお湯を扉を開けてもこぼれない水位まで入れる。

シャボン玉 酸素系漂白剤 750g/シャボン玉石けん/酸素系漂白剤 衣類用/税抜1880円以上送料無料…
価格:353円(税込、送料別)
そこに、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)500gを別容器に入れてお湯で溶かしておいたものを入れます。(ドラム式洗濯機の中には、粉のまま洗濯機内に入れると、センサーがゴミと認識し、排出機能が働く場合があるからです。)
※この場合、洗濯機の使用説明書で耐熱温度を確認しておいて下さい。
水量は最低水位を選び、つけおきコースを選択してから「洗い」モードのみで運転を開始する。
②「洗い」モードの運転が終了して、ドラムの回転が止まってからドアを開け、汚れを網や小さい容器などで取り除きます。
そして、すすぎ~脱水を1セット運転します。その後、水の汚れが気になるときはこの作業を2~3セットくり返します。
③排水フィルターをはずしてから、フィルターに付着した汚れなどをきれいに掃除しておきます。
まとめ
洗濯機は定期的に洗濯槽の掃除をすることで、洗濯物も気持ちよく身に付けることが出来ます。
しかし、掃除する上で意外と知られていないのは、塩素系漂白剤を使用するのではなく、酸素系漂白剤と熱めのお湯を使用することにより、効果的に洗濯槽を掃除できるといった点です。
是非、参考にして頂いて、定期的に洗濯機の掃除をして頂きたいと思います。