納豆1パックのカロリーってどれくらいか知っていますか?
糖質、塩分、タンパク質などもどれ位含まれているかご存知ですか?
また、ダイエット目的で納豆を食べる場合の知っ得情報などをご紹介します。
納豆のカロリーや糖質や塩分やタンパク質はどれ位?
納豆は低カロリー食品などと言われていますが、本当でしょうか?
スーパーなどで販売されている代表的な3パック入りの納豆の、1パック(40g)当たりの栄養成分を表にしてみました。
市販されている納豆のカロリーや栄養分
栄養成分 | 納豆(40グラム当たり)の数値 | タレ(5グラム)を含んだ数値 |
---|---|---|
エネルギー | 77kal | 83kal |
タンパク質 | 6.4g | 6.7g |
炭水化物 | 4.7g | 5.8g |
脂質 | 3.6g | 3.6g |
ナトリウム | 2mg | 232mg |
食塩換算量 | 0mg | 0.6g |
納豆のカロリー数はどれくらい?
納豆のカロリー数は100g当たり195kalです。一方ごはんのカロリー数は100g当たり168kalです。
これだけを見ると、納豆のカロリー数がずいぶん多いように感じられる方がいるかもしれませんが、換算してみると、通常のごはん一杯の量は120gですので、約202kalとなります。納豆は40gですので78calとなります。
ちなみに、カップラーメン100g当たり448cal、食パン264kal、牛ばら肉517cal、ウインナー321kalといった具合です。
実際に食べる分量によりカロリー数は違ってきますので、100g当たりのカロリー数というのは、あくまで参考目安ということになります。
納豆に糖質はどれ位入っているのか?
納豆のパックに記載されている成分表を見てみても、「糖質」といった成分名は出ていませんよね?
それじゃ、どこで糖質の量を把握すればいいのでしょうか?
栄養表示基準によると、タンパク質や脂質、ミネラル、食物繊維のいずれにも分類されないものを糖質と呼びます。
糖質の定義(栄養表示基準による)は、糖質 = 炭水化物 - 食物繊維といった計算式で表されます。
つまり、炭水化物と食物繊維の量が分かれば、糖質の量を算出することが出来る訳です。
納豆には100g当たり約6.7gの食物繊維が含まれています。ということは、納豆40g中に入っている食物繊維は2.68gということになります。
そこで、上記の計算式を使うことで糖質の量を算出することが出来ます。
炭水化物(4.7g)-食物繊維(2.68g)= 糖質(2.02g)
糖質が気になる方の参考にして頂ければと思います。
納豆に塩分は含まれているの?
納豆には塩分はほとんど含まれていません。0gならば表示しなくとも良さそうなものです。
しかし、上記の栄養成分表によれば0gと表示されています。
これはどういうことなのでしょうか?
塩分は化学的に言えば塩化ナトリウムが正式名称になります。これはナトリウムと塩素という物質が結合して出来たものです。
ナトリウムは、単体を表わしています。
2つの物質が結合してできた塩分は、ナトリウムの2.54倍の重量があります。
そこで、下記の計算式を使うことで、ナトリウムの表記しか無い場合でも、塩分量を計算することが出来るのです。
ナトリウム量(mg)✕2.54÷1000 = 食塩相当量(g)
先ほどの話に戻りますが、上記の栄養成分表によれば0gと表示されているのはこういった理由によるものです。
ナトリウム(2mg)✕ 2.54÷1000 = 0.005 となり、表示基準に達しないために「0g」と表示されているのです。
なお、タレには塩分が含まれているので、高血圧の人は減塩醤油などを使用して、塩分のとり過ぎに注意するようにしましょう。
納豆はダイエットに良いって本当?
納豆の100g当たりのカロリー数は先程ご紹介しました。低カロリーのイメージがある納豆の割には多く感じた方もいるかもしれません。
しかし、一度に食べる量は100gではなく、40gです。ですから一度に摂る納豆の摂取カロリー量は78calほどしかありません。
そのうえ、納豆には「大豆タンパク」が多く含まれているのですが、この大豆タンパクには「アディネポネクチン」という物質を増やす働きがあります。この成分が増えることによって、脂肪の燃焼が促進される効果が期待できるのです。
また、大豆タンパクはタンパク質なので、筋肉量の維持・増進に役立ちます。結果、基礎代謝を維持して太りにくい体質を保つことが期待できるのです。
もうひとつ着目したい納豆のダイエットパワーがあります。
納豆のダイエットは体重が急に落ちるとかいったものではないのですが、食事量を増やしたりしなければ、少しずつでも体重が減っていくと思われます。
その証拠に、血糖値を計ってみてはいかがでしょうか?
納豆菌が腸内で生息するようになると、納豆菌がブドウ糖を食べることにより血糖値が下がると言われているのです。
そうなると、インスリンの分泌が抑えられ、結果、脂肪をためにくい体に変えることが出来るのです。
なお、納豆は朝食に摂るイメージがありますが、ダイエットや健康のためには夜に食べたほうが良いのです。
夕食の主食を少し減らして、その分納豆を摂ることで、納豆が水分を吸収し膨れて、満腹感を得ることが出来ます。
また、ナットウキナーゼの血液をサラサラにする効果により、朝方の脳梗塞や心筋梗塞などの血液が固まることにより起こる病気を未然に防ぐ効果を期待できます。
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最後に
納豆はいろいろな効能に優れた食品です。
記事内では触れませんでしたが、納豆菌は腸内環境を正常にして、様々な病気から身を守ることが出来るようになります。
ダイエット目的だけではなく、納豆が持つ、色々な効能を感じて頂ければと思います。
タンパク質(6.4g)-食物繊維(2.68g)= 糖質(3.72g)
じゃなくて
炭水化物(4.7g)-食物繊維(2.68g)= 糖質(2.02g)
でしょ。
ななしさん、初めまして。
確認してみたところ、炭水化物とタンパク質を間違って記載していました。早速訂正しておきました。
ご指摘ありがとうございました。
食物繊維が植物繊維になっているところがあります。
千里様、はじめまして。
ブログ運営者のtakaseと申します。
確かに食物⇒植物となっておりました ^^;
早速訂正しておきました。
間違いを指摘して頂き感謝しております。ありがとうございました ^^