高齢になるにつれて年賀状を作成することが負担になると感じる人は増えているようです。しかし、毎年出していた年賀状を辞退するということはなかなか難しくもあるようです。今回は年賀状を辞退する場合の理由や出す時期、そして文例などについて考えてみました。
年賀状を辞退する理由は高齢でも大丈夫?
会社を退職し高齢になるにつれて付き合いの減った人に対する年賀状は自然消滅する場合もありますが、現在お付き合いのある相手に対して年賀状を出すことを辞退する旨を伝えることは問題ありません。
ただ、その場合には相手が納得する理由が大切です。
具体的には、「退職」や「高齢による体力の衰え」または「持病」などが良いでしょう。
こういった理由を述べることにより、相手は快く納得してくれるはずです。
年賀状を辞退する時期はいつ頃までが良いの?
それでは年賀状を辞退する場合にはいつ頃まで投函するようにすれば良いのでしょうか?
年賀状を辞退する場合には、2パターンがあります。
1.年賀状と辞退はがきを両方投函する方法
この方法は、最後の年賀状を出すとともに、別のはがきで来年からの年賀状を辞退する旨を伝えるものです。
突然年賀状での挨拶を辞めるのではなく、最後の年賀状を出しワンクッション置くといった方法です。
普通ハガキに辞退する旨の内容を記し、普通の年賀はがきの投函時期の期限である12月25日までに投函します。また、年賀はがきも同様に投函します。
2.辞退はがきをのみを投函する方法
年賀はがきを投函せず、年賀状の辞退はがきのみを投函する場合には、喪中はがきが投函される時期と同時期に辞退する旨のはがきを投函するようにします。
具体的に言えば、11月の上旬から11月中旬くらいまでに相手先に届くようにします。
このようにすれば、年賀状作成に入る前に相手側に届きますので問題ありません。この場合も使用するはがきは普通ハガキで問題ありません。
年賀状の辞退はがきの文例
それでは、年賀状辞退のごあいさつの文例を紹介致します。
年賀状の辞退はがきの文例
さて、突然のお願いで誠に恐縮に存じます
来年より年賀状によるご挨拶を御辞退申し上げたく存じますがお許し頂けますでしょうか
歳のせいでしょうか何かと年賀状作成の準備が重荷となって参りました
皆様に同様なお願いをさせて頂いております
なお 年賀状によるご挨拶はご辞退させて頂きますが 今後も変わらぬおつきあいをお願いとして挨拶とさせて頂きます。
敬具
最後に
おつきあいの多い方は年賀状作成を非常に重荷と感じている人は多いようです。会社員などの現役なら仕方がありませんが、老後くらいはゆっくりと過ごしたいものです。
年賀状作成はそろそろ終わりにしたい。そう感じておられる方の参考になればと思います。