便秘症とは何日お通じが無い状態を言うのでしょうか?また、便秘の症状や便秘の原因につながると考えられる日常の習慣などについて記してみました。
便秘って何日から言う?
多くの人が持っている素朴な疑問「何日便が出ないと便秘と言うのか?」といった質問にある消化器科の先生が答えています。
先生の話しによれば、日本の医学会において何日便が出ないから便秘症だといった明確な基準は無いそうです。
ちなみに、西欧では、一日に2,3回から一週間で2,3回までの排便回数があれば便秘では無いといった判断基準があるようです。
勿論、これは外国人の基準ですので、あくまでも参考程度に頭の片隅に入れておく程度で良いと思います。
ちなみに、日本においての便秘の定義は次のように定められています。
便秘とは、「便が出ないことにより、何らかの症状が続いている状態」を指します。
さらに、「何らかの症状」とは、「排便してもスッキリ感がない」、「便秘状態が数日経過するとお腹の張りを感じる」、「便秘が数日続くことで腹痛が起こる」、「強く力まないと排便することが困難」等があげられます。
便秘の原因にはどういったものがあるの?
便秘の原因といっても実に様々なものがありますが、今回は一般的に多く見られる原因について紹介します。
朝食を食べない
朝食をとることにより、腸が活発に動き始めることにより便意が起こると考えられています。
なお、朝食にかぎらず、昼食や夕食後も腸が活発になるのですが、最も活発になるのが「朝食後」なのだそうです。
ですから、朝食を食べない人は便秘になりやすい傾向があると考えられています。心当たりがある方は、朝食を摂るようにしてみては如何でしょうか?
トイレに行くのを我慢する
便意をもよおしても、忙しさにかまけてトイレに行かなかったりすることで、せっかくの排便の機会を逸してしまうことになります。
こういったケースは朝食後にゆったりと過ごせない人に多く見られるパターンです。登校や出勤などで慌ただしい朝を送る人は心当たりがあるのかもしれません。
仕事を辞めた途端に便秘が治ったという方が多いのは、朝の時間にゆとりを持って生活できるようになって、ゆったりと過ごせる時間を持つことが出来るようになったからかもしれません。
便意をもよおしても我慢する癖
朝が忙しいという理由で便意をもよおしてもトイレに行くのを我慢することで、腸に便が貯まってきても便意をもよおさなくなってしまう場合があります。
つまり、腸が鈍感になるってこと・・・。このようになると本格的な便秘症になってしまいます。
しかし、個人差があるので、一概にこうなるとは言い切れませんが、便意を我慢するということは確実に便秘症につながりますので注意しましょう。
まとめ
便秘になる理由は人それぞれ異なりますが、その人に合った便秘解決策は必ず存在するはずです。
自分で見つけるのが難しい場合には、専門医に相談するのもひとつの手です。
民間療法ではなかなか治らなかった頑固な便秘が、あっさりと解消する場合もありますから。