炊飯器で角煮を作る際、調理方法を間違えると硬い出来上がりになって、失敗してしまう場合があります。炊飯器で角煮を調理する際、柔らかく仕上げるポイントをご紹介します。
炊飯器で角煮を柔らかく作る調理方法
用意するもの(2人前)
・豚バラ肉のブロック・・・500g
・ジップロック(肉と調味液が余裕で入る大きさのもの)
調味液
・しょう油・・・大さじ4杯
・砂糖・・・大さじ4杯
・日本酒・・・大さじ4杯
・水・・・大さじ4杯
・にんにくのすりおろしたもの・・・大さじ1杯
・生姜のすりおろしたもの・・・大さじ1杯
角煮の下ごしらえ
①豚バラ肉のブロックを3~5cmにカットします。
肉の旨味成分である肉汁が逃げないように、カットした肉の表面(6面全部)に焼き色が付く程度まで中火~弱火でしっかりと焼く。(油は敷かなくとも豚バラからにじみ出てきます)
角煮の下茹で
次に下茹でです。下茹でする理由は、豚肉の臭みを取り、角煮の余分な脂を落とすことです。
②大きめの鍋に水を入れて、そこへ角煮を入れます。そして火にかけます。
ここで注意しなければならないのは、お湯を沸騰させないこと!沸騰させるとせっかくの角煮が固くなり、食感もパサついた感じになってしまいます。
一旦固くなってしまうと、煮続けても柔らかくなりませんので、注意が必要です。
角煮が固くなった!と言われるほとんどの原因は、角煮を強火で煮こんだ為なのです。
したがって、鍋が沸騰する前に中火~弱火にして、決して沸騰させないようにして2時間ほど下ゆでします。
反射式石油ストーブのある方は、反射式石油ストーブの上で鍋を加熱すると、丁度良い火加減具合になります。
炊飯器を使って角煮を柔らかくする保温調理法
③下ゆでを終えた角煮をジップロックへ入れます。そこへ、調味液を入れて軽く混ぜ合わせて、余分な空気を抜いてからジッパーを閉めます。
ここで、炊飯器の登場です!
炊飯器へ沸騰する寸前の温度のお湯を入れて、そこへ角煮と調味液が入ったジップロックを入れます。
ジップロックを入れた状態のとき、炊飯器の水位が目盛りの最高位を超えないように注意して下さい。
そして、炊飯器の保温スイッチをオンにして6時間保温すれば完成です。この際、炊飯スイッチを間違って押さないように注意して下さい。
なお、保温機能が「弱」と「強」の2種類ある場合には、「強」を選択して下さい。
煮込みが終わったら一旦冷ます
④6時間の保温が終わったら、角煮が入ったジップロックを取り出して、そのまま冷めるまで放置しておきます。
冷める過程で、調味液が角煮の中に染み込んで旨味が増します。
そして、一旦冷めたら、食べる直前にジップロックのままお湯で5分ほど湯煎(ゆせん)して完成です。最後に、湯煎する際もお湯を沸騰させないように注意して下さいね。
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まとめ
豚の角煮を柔らかく調理するには、ある程度の時間はかかりますが、短時間で調理しようとして強火で煮込むと失敗してしまうのです。
角煮の下処理は時間がかかって少し大変ですが、炊飯器の保温機能を上手く利用すれば、あとは放っておくだけで柔らかい角煮を簡単に作ることができます。
まだ、角煮を炊飯器の保温モードで調理したことがない方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか?