何故小豆かぼちゃは12月に食べるのか?
歳も押し迫る師走の頃、二十四節気の第二十二。分かりやすく言えば「冬至」です。
冬至といえばゆず湯に入る日でもありますよね。ゆず湯に入ると一年間は風邪を引かないと昔から言われています。
本当のところはどうか分かりませんが、実はもう一つ冬至に食べれば一年間は風邪を引かないと言われている食べ物があります。
それが今回レシピをご紹介する小豆かぼちゃです。
地域によっては小豆かぼちゃという名前より、二十四節気から名前を頂いた名前の「冬至かぼちゃ」という呼び名もあるくらいです。
ですから小豆かぼちゃは昔から師走の風物詩という位置づけだったのでしょう。特に山形県では小豆かぼちゃを食べる習慣が高く、小さな頃、冬至の頃に小豆かぼちゃを食べたと記憶を持っている人は非常に多いと思います。
小豆って体に良いの?
小豆は昔から日本の食事を支えてきました。現在と異なり、昔の日本は栄養面でも余りバランスが良くなく栄養面ではいろいろと不足しがちな食生活だったに違いありません。
そんな日本人の食生活を支えてきた重要な食材のひとつが小豆だったのです。
小豆の主な成分はタンパク質、そしてビタミンB1も多く含んでいます。他にもビタミンB2やカルシウムなども含んでいます。
小豆は基本的な栄養素を多く含んだ食品ということをお分かり頂けたと思いますが、小豆には利尿作用および解毒作用も認められているので二日酔いにもなりにくい食材と言われています。
小豆かぼちゃの作り方
【材料:4人前】
・かぼちゃ:1/2個
・小豆の缶詰:1缶
・砂糖:大さじ1杯
・ダシ:300ml(水500mlにかつを節を一握り入れて5~10分分間沸騰させたもの)
・しょうゆ:小さじ一杯
・みりん:大さじ2杯
・塩:ひとつまみ(気持ち少々)
【作り方】
1.かぼちゃを半分に切る。中綿を残したほうが味わいが深くなるので残すようにして種だけを取り去るようにする。そして、3~4cmほどの大きさに切る。
2.鍋にダシを入れてから、砂糖、しょうゆ、みりん、塩をいれて火にかける。
3.ある程度熱が通ってきたらアルミホイルを鍋よりちょっと小さめにちぎって落し蓋を作る。落し蓋をしたら中火で煮る。
4.焦げ付かないように気を使いながら汁がなくなるまで煮詰めて、汁が無くなったら火を止める。
5.最後に小豆の缶詰を鍋に入れて火を弱火にして5分ほどなじませる。
以上で小豆かぼちゃ(冬至かぼちゃ)の出来上がりです。
作るコツとしてはご家庭ごとに甘みに関して好きずきがあると思いますので、砂糖を加える場合には味見をしながら砂糖を加えていくという事が重要になると思います。
どんぶり勘定で作ってしまうと失敗してしまいますのでくれぐれも注意して下さい。
味を確かめながら調理すれば間違いなく成功しますから、慌てずに料理してみてください。何度も言いますが、甘すぎますと誰も食べてくれなくなります(>-<)