紫外線が本格的に強くなる季節がやってきましたね。
まだ寒いから…とお花見などでついうっかり日焼けしてしまって、お肌がヒリヒリ赤くなってしまったというご経験はあなたにもあるのではないでしょうか?
日焼けによる肌の赤みならば対処法にそれほど悩むことはありませんが、気になるのは原因が思い当たらない時ですよね?
そこで今回は、お肌が赤くなったりかゆみが生じた場合の原因と対処法について、紹介したいと思います。
肌の赤みとかゆみが急に広がる場合に考えられる原因とは?
・アレルギー(花粉症、ハウスダスト)
アレルギーの症状といえば、鼻づまりや目のかゆみが代表的と思われがちですが、皮膚の赤みやかゆみという形で現れることもあります。
実は私もそうなのですが、花粉症の症状が一番ひどく出やすいのが皮膚なのです。顔の肌は薄くていつも露出しているためでしょうか。
これまで大丈夫だった人でも、その時の体調やアレルゲンの量によって、急に出てしまうこともあります。
※アレルゲンとは、アレルギー症状を発症する原因となる物質のことです。ダニや花粉や動物の毛や卵・牛乳などがあります。
・敏感肌による乾燥
どこへ行ってもエアコンがついている現代の日本では、梅雨の最中を除けば四季を通じて年中乾燥していると言ってよいでしょう。
敏感肌の方には辛い環境ですね。
乾燥によって肌が炎症を起こすと、ピリピリ・チクチクというかゆみの感覚と共に赤みが現れます。
体全体ではなく、一部の乾燥した場所から炎症が広がってしまうこともあるので要注意です。
・自律神経失調症
アレルギーや敏感肌であれば、元からある程度の自覚はあると思いますが、もっとも厄介なのが自律神経の不調が原因の時です。
ストレスや、気圧や気温の変化によって自律神経失調症は引き起こされます。
仕事やプライベートで感じるものだけでなく、例えば肩こりや腰痛などの慢性痛が続くことによりストレスとなる場合もあります。
自律神経失調症が原因の場合は、何の前ぶれもなく赤みやかゆみが起こって、これまた何が理由か分からないうちに症状が消える…というパターンが多く見受けられます。
肌の赤みとかゆみに効く市販薬はどんなのがあるの?
・アレルギーの場合
私は花粉症やハウスダストで肌にかゆみが出るのですが、もう何年も愛用しているのが、興和新薬の「小粒タウロミン」という、漢方薬が主成分のアレルギー薬です。
2歳以下の子供も服用でき安心して使えます。
肌のかゆみだけでなく、鼻づまりや目のかゆみなどのアレルギー症状全般にもよく効きます。
錠剤の粒が小さくて飲みやすいのが嬉しいところ。
・乾燥肌
乾燥肌なら一に保湿、二に保湿。
あなたのお手元にある保湿クリームでももちろん構いませんが、できれば美容成分などが入っていないものを選ぶことをオススメします。
乾燥で肌バリアが弱まっている時は、本来お肌をきれいにするための成分すらも刺激になることがあるのです。
ムサシノ製薬の「フタアミンhiクリーム」や、メーカーは問いませんが白色ワセリンやオリーブオイルなどが配合されている、保湿と皮膚の保護に特化したものがよいでしょう。
かゆみが強くない場合は、保湿で肌の表面にバリアができることでそのままかゆみが沈静化することもあります。
・自律神経失調症の場合
自律神経の不調で肌の赤みやかゆみが出ている場合、かゆみ止めは塗り薬も飲み薬もあまり効果がありません。
例えば、女性がそのような症状で悩まれている場合には、小林製薬の「命の母ホワイト」という、女性のホルモンバランスを整えるお薬など、漢方系の薬がオススメです。
また、薬ではありませんが、カモミールなどリラックスハーブのお茶も、症状を改善させる働きがあります。
なお、肌の赤みやかゆみの原因が自律神経失調症だと思われる場合、自己判断で治療せず、心療内科医に受診することを強くオススメします。
肌の赤みを消すメイク法はどうすれば良いの?
肌の赤みが気になってついファンデが厚塗りになりがち…。でもこれから本格的に汗をかく季節がやってきます。
メイクが崩れて赤ら顔がまだらになるのだけは避けたいところ。
あえて薄化粧でいきましょう!
もしもあなたが青や緑のコントロールカラーを下地に使っておられるなら、やや黄色味の勝ったベージュ系のファンデーションとパウダーだけというのを試してみてください。
どうしても気になる赤みには、イエロー系のコンシーラーをごく薄づきにしてみることで効果的に赤みをカバーすることが出来ます。
まとめ
あなたの症状と比べてみて、「これだ!」と思い当たるものがあったでしょうか?
この記事に挙げたのはごく一般的で軽めの症状です。
いずれかを試してみて、軽減する様子がなければ、皮膚科などの専門医に診てもらうことをオススメします。