今まで使用していたプロバイダであるぷららの速度が安定しないので、OCNへ変更することにしましたが、プロバイダを変更するには様々な困難がありました。その体験記を紹介したいと思います。
ぷららのスピードが安定しないのがすべての始まり
私はここ数年間プロバイダはぷららを使用してきました。
私はパソコンを有線で使用していたのでそれほど不便に感じませんでしたが、最近、子供がスマホのWifiスピードが遅すぎると私に訴えてきたので、光回線のスピードテストを実施してみたところ、確かに遅いと思い、ぷららに連絡してみたのです。
ぷらら側では、NTTから訪問してもらい、現状の確認をしてみては如何でしょうか?と提案してきたので、ぷらら側の言うとおりにNTTに自宅に訪問してもらい、状況を確認してもらいました。結果は、それなりの不具合が見られたのですが、その問題が解消された後でもぷららのスピードが安定することがなかったのです。
ちなみにNTTの光回線のスピードは平均して70~80MBPSは安定して出ている状態でした。
ぷららのスピードなども早朝など、あまりネット回線が混雑していない時間帯なら下りスピードの転送速度が40MBPSなど安定したスピードが得られるのです。
しかしながら、夜の20:00時くらいになると900KBPSほどの遅さになってしまうのです。
この件をぷらら側に連絡したところ、ダブルルートというプロバイダと比較してみて頂けないか?と提案されたので、私はそれに従い、ダブルルートを併用しながらスピードテストを数ヶ月続けてみました。
しかしながら、ぷららでもダブルルートでもスピード的にはほとんど大差がない状態が続いたのです。
さすがに私も痺れが切れて、ぷららからOCNへプロバイダを変更することにしたのです。
しかしながら、プロバイダの変更は簡単にできないことを知ることになるのです・・・。
プロバイダをぷららからOCNへ変更する際の注意点とは?
一番最初に、ぷららに解約する旨の連絡を入れました。するとぷらら側から、「今まで使用していた電話番号を継続して使用されますか?」と質問されました。
私としても出来れば同じ電話番号のほうが都合が良いので「はい」と答えました。
すると、ぷららから「継続して同じ電話番号を使用する場合には、一旦、アナログ戻し回線工事をする必要があります」「本日から一週間以内にNTTからアナログ戻し回線工事の日程について連絡があるので、都合の良い日を決めて頂き、その日を新しく利用されるプロバイダへ通知して下さい。」と言われたのです。
それから3日後にNTTより日程調整の電話を貰いました。
そして約一ヶ月後の3月中旬の日を工事日と決めたのです。
私は早速、新しく利用するプロバイダであるOCNの工事担当者へ連絡しました。
そして、アナログ戻し回線工事の日程を通知しました。
するとOCNから、「実際にアナログ戻し回線工事が済んだら連絡を下さい。」
「インターネット工事日を調整するのはそれからになります。」という回答がありました。
つまり、アナログ戻し回線工事の予定日が決まっただけではひかり電話の工事の予約は出来ないのです。
ひかり電話の工事日を決めるには、前提としてアナログ戻し回線工事が終わっている必要があるのです。
つまり、ぷららからOCNにプロバイダを切り替える場合、インターネットやひかり電話を使えない空白期間が生じることになってしまいます。
私としては途切れる時間が無いようにインターネットやひかり電話を使用したいと考えていたので悩みました。
いずれにしてもプロバイダを変更するのが初めてだったので、いろいろな決まりを理解するのに数日要してしまいました。
ここで話をまとめてみたいと思います。
プロバイダを変更するといっても下記の2パターンがあります。
①電話番号は変更せずインターネット回線のみ変更する場合
(アナログ戻し回線工事が必要)
②電話番号とインターネット回線を両方変更する場合
(アナログ戻し回線工事が不要)
①の場合はOCNのひかり電話工事の前にぷらら側にアナログ戻し回線工事を依頼する必要があるので手間がかかる。
ぷららからOCNへ移行する際に、ひかり電話が利用できない空白期間が生じる。
ひかり電話とインターネット回線工事を一緒にしようとすると必然的にインターネットが出来ない空白期間が生じてしまう。
インターネットの空白期間を生じさせないためには、ひかり電話工事日とインターネット回線工事日を別々に設定し、OCNのインターネット回線工事日をぷららの契約満了日直後に行うようにする。
②の場合は、はじめに新しく利用するプロバイダ(OCN)へ連絡し、開いている工事日を聞き出しておく。
(例えば、5月15日の午後13:00~17:00で予定が取れそうなら一旦その月日で予約し、次にぷららへ連絡して5月15日の午前9:00~12:00に設定する。)
私の場合、この調整がなかなかうまく行かず、日程を調整するのに2~3日かかりました。
私は当初、①のアナログ戻し回線工事が必要なコースを選択しましたが、工事を2度行うのも面倒くさかったので、工事が一度で済む②の方法を選択することにしたのです。
固定電話はほとんど使用しませんし、電話番号が変わってもほとんど影響がありませんしね。
また、ひかり電話工事とインターネット回線工事を別々に行うと余分な料金も発生するようなので、そういったことも②のコースにした理由です。
なお、インターネット&ひかり電話工事は土日祝日だと平日に比べて工事代金が3,000円加算されるので、有給休暇を取得して平日に行ったほうがお得です。
まとめ
やはり何事においても実際に体験してみなければ理解できない事って本当に多いですよね?
これからプロバイダを変更される方に於かれましては、日付に余裕を持って工事日を設定されることをお薦めします。
プロバイダにもよりますが、工事日を2~3ヶ月先に設定することで、移行元、移行先のプロバイダ双方の工事日も簡単に予約することが出来ました。