お正月に玄関に飾るものといえば「門松」(かどまつ)です。
会社などではよく見受けられますが、一般家庭ではあまり置いてあるお宅を見かけません。しかし玄関などにミニ門松などを飾っているご家庭はよく見受けられます。
門松は結構お値段が高い割には飾っておく期間が短いので、一般のご家庭ではなかなか普及しない原因になっていると思います。
正月飾りで門松を飾る意味
門松とは、正月に家の入口などに飾られる一対になった竹や松などで作った正月飾りをいいます。
昔は木のこずえ(木の幹や枝の先)に神が宿っていると考えられていたことで、門松は年神(毎年正月に各家にやってくる来方神のこと)を家に迎え入れるための依り代(よりしろ)(神霊が依り憑く対象物のこと)という意味があるそうです。
つまり簡単に表現すれば、木に神様が宿ると考えられていたので、家の玄関などに門松を飾ることで年神が門松に依り憑き、その家は幸福になる。と言ったことなのかもしれません。
要するに、年神を家に受け入れる為の媒体物になるのが「門松」という訳です。
門松を正月に玄関に置くことで神様が家に来てくれるキッカケになるのでしたら、置きたくなるのは当然ですよね。門松を玄関に置く由来を知るだけで、正直得した気分になれるものです。
門松を飾る期間は?
門松を玄関に飾るのは12月13日以降ならいつでも良いとされています。
それと門松を片付ける時期は地域によって差があるようですが、東京を中心とした関東地方では、1月7日に門松と共に正月飾りを外します。1月7日までを松の内と言われているのがその由来です。
(※松の内とは正月の門松を飾っておく期間のことを指します。)
そして、門松を処分するには1月15日のどんど焼きで燃やします。
門松そしてしめ飾り等は、縁起物です。そういった考えから一般のゴミと一緒に捨てることは絶対にしません。毎年どんど焼きの時期に燃やしてもらいます。
つまり、門松の飾る時期は12月13日から1月7日までということになります。
門松作りの動画
今まで門松を飾る意義を知らなかった人も、門松とは神様を家に呼ぶためのものと言う事を理解して頂ければ、運気上昇のためにも正月に門松を飾りたくなるのではないでしょうか?
日本古来の風習を理解した上でお正月を迎え入れる準備をすればあなたにきっと良いことが起こるかもしれません。
あなたも門松を家の玄関に飾ってみませんか?