お茶は昔から体に良いとされた飲み物です。しかし最近ではお茶を淹れる急須すら置いていない家庭も増えてきているらしいです。
ひと昔と比べれば缶入りやペットボトル入りのお茶が販売されているので自宅に急須が無くたって平気かもしれません。
ところが昔から健康に良いとされてきたお茶に驚きの事実があることが判明したのです。
緑茶の生産地ではがん死亡率が低い
人工10万人以上の市などのがん死亡率のランキングをよく見てみると、興味深いことがわかりました。
がん死亡率が低かった町にはある共通点が見受けられたのです。
ある共通点とはがん死亡率のランキング上位15位のうちなんと7つの市が緑茶の生産地だったのです。
それも高級茶と言われる日光を遮断して栽培される玉露茶ではなく、ごく一般に飲まれる緑茶の生産地だったのです。
高級茶ではなく一般のお茶の価格で健康に寄与できるのなら毎日飲むのも負担になりませんよね?
緑茶の栄養分そして深蒸し茶とは?
がん死亡率が低いある緑茶の生産地で日常的に飲まれているお茶の成分を分析したところ、普通のお茶にはほとんど見受けられない成分が入っていることが判明したのです。
ベータカロテンやビタミンEそしてクロロフィルという成分が多く見つかったのです。
なぜ、この様な成分が多く見つかったのでしょうか?
特別なお茶を飲んでいるからでしょうか?
実は一般の緑茶というのは太陽光線をタップリと浴びさせて栽培するためにカテキンという成分が多く含まれるようになります。
カテキン自体は活性酸素を除去したり、食中毒になるのを予防したりする効果もあると言われていますが味的には渋みを強く感じてしまうので、お茶的には渋くまずいお茶になってしまうのです。
そこでそんな緑茶を美味しく飲むために考えだされたのが「深蒸し製法」なのです。
長時間緑茶を蒸すことによりお茶の様々な成分が抽出されやすくなり、かつ、渋みの元のカテキンと細かくなった緑茶とが結びつくことで渋みを感じにくくなり飲みやすい味になります。
つまり、一般に飲まれている飲み方より「お茶が細かく砕かれた状態」で急須から注ぐために、茶葉ごと摂取していることになります。
ですから、普通のお茶には含まれない茶葉の中にしかない成分が多く見つかったのです。
これらベータカロテンやビタミンEそしてクロロフィルがふんだんに入っている飲み方だからこそガン発生リスクの低下の期待および生活習慣病である悪玉コレステロールや整腸作用によるお通じにも効き目が期待できるのではないでしょうか?
緑茶パワーを効果的にかつ安全に取る方法とは?
今まで説明してきた通り、緑茶にはいろいろな効果が期待できることがわかりました。
それではもっと簡単にかつ安心して緑茶パワーを摂る方法はないのでしょうか?
「お茶すり器」を使用すれば茶葉を粉々にしてくれますから緑茶を丸ごと摂れます。
次に押さえておくポイントがあります。
一般的にはお茶の栽培は農薬を使用して行われています。
もちろん残留農薬検査などで一定基準値以下の数値を確認してお茶を出荷していると思います。
しかし、普通のお茶の飲み方なら良いかもしれませんが、お茶を丸ごと飲む健康法を取り入れる訳ですから少しの残留農薬でも心配になりますよね?
そこで私がお奨めしたいのが「無農薬栽培茶」です。
私自身も利用していますがインターネットで検索すれば無農薬栽培をしている茶農家がいくつか見つかるはずです。
お茶は昔から健康に良いと言われてきましたが、これからの研究などでお茶の効果効能などがますます明らかにされて行くと思います。
いずれにしても健康に大きく寄与している緑茶。
これからも健康のために毎日おいしく飲み続けていきたいと思っています。