自分は背が小さい。
小学校の頃は平均より背が高かったのに高校生になったら一番背が小さくなってしまった。
周りの友人の身長の伸びと比べると自分は余り伸びていない。
自分の両親とも背が小さいから自分も遺伝のせいで大きくなれないのかな。と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
しかし、これからお話することを熟知した後でそれを実践して頂ければまだまだ身長を伸ばせる可能性はあります。それでは早速背を伸ばすお話をしましょう。
身長が伸びるしくみ
身長が伸びるメカニズムはどのようになっているのかといいますと「骨端線」(こつたんせん)という骨の中央部と端の間にある軟骨部分が成長することにより背が伸びるようになっています。
「骨端線」(こつたんせん)は一般的に男性で18歳、女性は16歳くらいで無くなってしまいます。
でも25歳くらいまで骨端線が残っている人もいますので20歳前後までには背が伸びる方は多いのではないでしょうか?
ちなみに自分に骨端線が残っているかどうかはレントゲンを撮ることで分かります。
身長を伸ばす方法
遺伝による影響は25%ほどだと言われています。両親の背が小さいからといって背を伸ばすのを諦める必要はないのです。私の父親は身長が155cmほどしかありませんでしたが、私の身長は170cmありますから。
それでは具体的に背を伸ばすための方法を考えてみたいと思います。
1.栄養
昔から背を伸ばすには牛乳が良い。と言われてきました。
それでは牛乳に含まれているどの成分が身長を伸ばすのに良いのでしょうか?答えは「タンパク質」(プロテイン)です。
殆どの人はカルシウムと答えると思うのですが、カルシウムは軟骨を硬くする役目があるだけで、背を伸ばすのには「タンパク質」(プロテイン)が重要なのです。
それは何故か?先ほど説明した「骨端線」(こつたんせん)に軟骨成分が積み重なり、結果背が伸びるわけですが、軟骨細胞の原料になっているのが「タンパク質」(プロテイン)なのです。
食品で多く「タンパク質」(プロテイン)を含むものは、乳製品、肉類、納豆などがあります。
それともう一つ背を伸ばすのに大切な栄養素があります。
それは「亜鉛」です。亜鉛は細胞が分裂する時に細胞と細胞が分裂しやすいようにハサミの役割をしてくれるのです。ですから、亜鉛が不足すると成長に支障をきたすのです。
ちなみに亜鉛不足になると風邪を引きやすくなったり、傷に治りが遅くなったりします。
亜鉛などのミネラル分は非常に吸収されにくいので、亜鉛を摂取する際にはクエン酸などと一緒に摂ることでキレート作用により吸収が高められるという説もありますので、梅干しなどクエン酸を含んだ食品と亜鉛を一緒に摂ることをお薦めします。
2.運動
よくバスケットボールやバレーボールをすると身長が高くなると言われていますが、特にそのようなことはないということです。
身体を「ひねったり」「そらしたり」「曲げる」という動きをすることで全身運動の刺激によって軟骨に栄養を十分に行き渡らせる事が出来るようになり、それにより関節液の循環を活発にして骨の成長を促す効果が見られるということです。
3.睡眠
成長を促す成長ホルモンは、夜熟睡している時に多く分泌されます。(特に夜11:00頃には就寝したほうがお薦めらしいです。)
成長ホルモンの作用により軟骨細胞が増殖されていくのでそういった意味においても就寝中は成長ホルモンが多く分泌されますので、背を伸ばすのに非常に重要なのです。
背を伸ばす為のまとめ
1.食事はタンパク質(プロテイン)と亜鉛を十分に摂る。
2.適度な運動をする。
3.夜は遅くとも23:00時には眠るようにする。
以上のような生活を心がければ身長を伸ばすための好条件を整えることが出来ます。
栄養状態が悪かったり、夜遅くまで起きている習慣のある人は骨端線」(こつたんせん)が無くならない若いうちに背を伸ばす努力をしましょう。
私の職場でも23歳まで背が伸び続けた男性がいますから諦めないで頑張ってくださいね。