私は小学生の時に鼻血がよく出て困った記憶があります。学校に登校する際には必ずティッシュペーパーを持参していました。
ある時には自宅にいた時に鼻血が「ドクドク」と勢い良く出て止まらなくなり、お医者さんを呼んでもらったこともあります。
その時のお医者さんの処置は別段になく、鼻血を飲むように言われ、ゴックン、ゴックンと飲んだのを思い出します。
それから、中学生に進学した頃から鼻血の症状は治まりましたが今でも鼻血が止まらなかった頃が思い出されます。
そこで、鼻血の原因はによって起こるのか?鼻血がよく出るのはどういった理由が考えられるのか?そして鼻血の止め方など対処法をご紹介しようと思います。
鼻血は鼻のどこの部分で起こるのか
鼻血のほとんど(8割~9割)は鼻の内側にある「キーゼルバッハ部位」で起こります。「キーゼルバッハ部位」には血管が網の目状に存在しています。
デリケートな部分でもあるので鼻血が出やすい人はこの部分を刺激しないことが大切です。
主な鼻血の原因
1.風邪やアレルギー性鼻炎などによるもの
風邪や鼻炎により鼻の内部に炎症が起こると、体内反応により血流が盛んになり鼻の粘膜が充血した状態になります。
つまり、鼻血が起きやすい状態になるわけです。そういった時に鼻の内部をいじったり、強く鼻をかんだりすると出血してしまうことになります。
2.循環器官に問題がある場合
血圧が高かったりすると血管内の圧力が高まり、キーゼルバッハ部位の細い血管の圧力が高まり鼻血の原因になる場合も多く見られます。
3.肝臓や腎臓や血小板に問題がある場合
肝臓疾患や腎臓に疾患がある人も鼻からの出血が多く見られます。
血小板減少による病気でも鼻血の原因となります。血小板減少症による場合には皮膚に斑点が見られたりする場合がありますので、そういった場合には早急に医師の診察を受けられることをお薦めします。
4.生理が原因である場合
よく鼻血が出る原因は女性の方でしたら月経が理由の場合があります。
月経が原因の鼻血を「代償月経」と呼びます。
これはどういった症状かといいますと、女性の月経がストレスなどが原因の生理不順などで順調にいかない場合には女性の体内から出血が起きていない状態なわけです。
ですから本来、月経により出血するはずが生理不順により血液が体外に出ない・・・それを解消するため人間の体が生理の代わりに「鼻から出血させる」のが「代償月経」なのです。
これは医学的にも賛否両論あるらしいのではっきりとは断言できませんが、このような考え方があります。(ちょっと不思議ですよね・・・)
鼻血の止め方
座った形で少々うつむいた状態で小鼻の上の部分(キーゼルバッハ部位)を親指と人差指でしっかりと押さえます。
このようにしてしばらくするだけで鼻血は治まります。
ティッシュペーパーを丸めて鼻の奥に詰める場合は少し長めに大きく楕円形の形にティッシュペーパーを形作って鼻の奥のキーゼルバッハ部位に押し付けるように「ギュッ」と押し入れます。
このような処置をすればほとんどの鼻血はおさまるはずです。
また、冷たい水に浸したタオルなどを小鼻付近に当てると毛細血管を収縮させることが出来ますので、鼻血を速やかに止めることが出来ます。
ちなみに昔から言い伝えられている仰向けになったり、後頭部や首の後ろを叩く方法は鼻血を止める効果は全くありません。
特に仰向けになると血液が逆流してしまうので逆効果になりますのでやめたほうが無難です。
それと結構多いのがビタミンCが不足により鼻血が慢性化している人もいますので、原因不明の鼻血が起こりやすい方はビタミンCを摂取することをお薦めします。
まとめ
鼻血の原因は十人十色。人それぞれにより原因および対処法が変わってきます。
もし、しょっちゅう鼻血で悩んでいるのでしたら自己診断ではなく専門医に受診することをお薦めします。
医療機関に診てもらわずに色々悩むのなら、さっさと受診して診断してもらったほうが安心です。
もし、自分で対処法を試してみても症状が良くならなければ医師の診断を仰ぎましょう。